奈良市の高齢者などにうそを言って必要のない工事を行い、代金をだまし取ったとして、大阪のリフォーム業者の元従業員らが逮捕された事件で、元従業員らが「3000円で点検できる」などと言って屋根に上ったあと、故意にしっくいを剥がすなどして壊れているように見せかけ、数十万円の工事の契約を結んでいた疑いがあることが、警察への取材で分かりました。
東大阪市や八尾市を拠点に、「渚建装」や「夕凪ホーム」の名前で住宅のリフォームを行っていた業者の元従業員、横矢政佳容疑者(52)ら4人は奈良市の高齢者の自宅などを訪れ、「屋根を修理しないと雨漏りがひどくなる」などとうそを言って必要のない工事を行い、代金をだまし取った、詐欺や特定商取引法違反などの疑いで逮捕されました。
これまでの調べで、横矢容疑者らが、「3000円で点検できる」などと言って屋根に上ったあと、故意にしっくいを剥がすなどして壊れているように見せかけ、数十万円の工事の契約を結んでいた疑いがあることが、警察への取材で分かりました。
警察によりますと、この業者には、およそ10人の従業員がいたとみられ、だます手順などを共有しながら、組織的に不正を繰り返していたとみられるということです。
警察は、幹部の関与についても調べるとともに、この業者が、奈良県を中心に、同じような手口で700件以上の工事を行い、3億円以上をだまし取っていたとみて捜査を進めています。
